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更新日:2025年5月15日

継手とは?種類やサイズ、用途別・つなぎ方別の選び方を徹底解説

継手
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配管の接続に使われる継手は、形状、素材、寸法などさまざまな種類があります。目的に応じ、延長や分岐、拡大といったさまざまな機能を持つ継手を使い分けることが重要です。

この記事では、家庭用の配管から工業用システムに至るまで幅広く利用される継手について詳しく解説します。

継手とは

配管の接続に用いられる継手(つぎて)は、配管の方向、大きさ、流れの合流・分岐を調整する上で重要な役割を果たします。「ジョイント」や「コネクター」といった呼び名でも知られ、パイプやチューブ、ホースを効率的に接続するために欠かせません。

その用途は家庭用の配管から工業用システムに至るまで非常に幅広く、溶接や建築、木工といった専門分野でも広く利用されています。日常生活から産業の現場に至るまで、多様な用途で扱われるのが継手の大きな特徴です。

(種類別)継手一覧

配管や構造物の接合になくてはならない継手は、用途に適した種類を選ぶ必要があります。種類別の継手の特徴や用途について詳しく解説します。

エルボ/ストリートエルボ

ストリートエルボ

エルボとストリートエルボは、パイプを90°の角度で接続するために使用される継手です。ストリートエルボは外ネジと内ネジを接続する継手で、配管が直線ではつなげない場所や壁・天井の端などに適しています。

ロングエルボは一般的によく使用されるもので、半径が大きいタイプ、ショートエルボは半径が小さく省スペースの場所で使用されるものです。

エルボを探す

ブッシング

ブッシング

ブッシングは、異なる径のパイプ等を接続するための部品です。外ネジと内ネジの接続に適しており、大きなパイプから小さなパイプへのサイズ調整に活用されます。特に金属製のものは強度が高く、場合によってはロックナットを必要としません。

また、異径ソケットに比べて取り外しや収まりが良い場合もあり、配管作業で重宝されています。

ブッシングを探す

インクリーザー/レジューサー

インクリーザー(レジューサー)

レジューサーとも呼ばれるインクリーザーは、異なる直径のダクト同士をつなぐ継手です。空気の流れをスムーズにする役割を果たし、継手に取り付けると1〜2段階チューブサイズを調整できます。耐久性や適合性に優れ、幅広いシーンで活用されています。

レジューサー(レデューサー)を探す

ソケット/ニップル

ソケット
ニップル

配管を一直線に接続するために用いられる継手が、ソケット(上)とニップル(下)です。

ソケットは外ネジ同士に、ニップルは内ネジ同士につなぐのに使用されます。どちらも配管の延長、同径や異径の直管接続に便利です。短いネジ付きパイプであるニップルは、配管や装置の立ち上げ管として幅広く活用される重要なパーツです。

ニップルを探す

キャップ/プラグ

キャップ
プラグ

キャップ(上)とプラグ(下)は、パイプの不要な開口部をふさぐための部品です。端を密閉する役割は同じですが、対応するネジの種類が異なります。

キャップは外ネジが切られたパイプの端をふさぐために使用される部品で、「エンドキャップ」とも呼ばれています。パイプの終端にかぶせてねじ込むことで、流体の漏れを防ぎ、異物やほこりの侵入を防止します。

一方、プラグは内ネジが切られたパイプや継手の開口部をふさぐ部品で、「エンドプラグ」とも呼ばれます。内ネジにねじ込むとしっかり密閉し、流体漏れや異物侵入を防ぎます。内ネジ専用の栓として使用されます。

キャップを探す

プラグを探す

カップリング

カップリング

カップリングは直接パイプ同士を接続するために使われる継手です。ボルトを締めて固定することで高いシール性を保ち、パイプが抜けにくくなるのが特徴です。カップリングはねじ込み式のため、しっかり固定でき、配管系統の安定が促進され、メンテナンスの手間が軽減されます。

カップリングを探す

チーズ

チーズ

3本の配管をT字型に接続し、流体の流れを二方向に分岐させるために不可欠な部品がチーズです。給排水設備をはじめ、製精設備など、非常に広範囲な用途で活用されており、さまざまな材質や管の直径に対応する製品が出回っています。

T字型の継手はすべて一般的に「チーズ」と総称されるのが特徴です。「チーズ」という名称は、T字という意味の英語「TEE」が転じて、日本語で「チーズ」になったなど諸説あります。

コネクタチーズを探す

クロス

クロス

十字継手とも呼ばれているクロスは、4本のパイプの接続に使う、X字型の外ネジ式の継手です。その形状から「クロス」という名称が付けられています。

クロスは、チーズ継手と同じ役割で、配管を分岐させる目的で使用されます。チーズとクロスは、一本の管路を複数の方向に分岐させることが可能です。

接続するパイプの径が異なる場合、通常のクロスでは接続できないため、「径違いクロス」という特殊なクロスを使用します。径違いクロスであれば、異なる径のパイプ同士を確実に接続できます。

クロス(十字継手)を探す

フランジ

フランジ

フランジは、パイプの接続部に使用される円盤状の継手で、中心に穴が開いています。パッキンを挟み、ボルトとナットで締結することで、接合部の強度と密閉性が高まります。この方法は、ねじ込み継手よりも優れた強度と作業性を持ち、分解や組み立ても簡単です。特に、高温・高圧の配管でその効果を発揮します。

フランジを探す

ヘルール

ヘルール

ヘルールは、パイプ接合に使用される継手で、内部が滑らかな形状のため、汚れが付着しにくく洗浄が容易です。この特性から、医薬品や食品業界での利用頻度が高いです。ガスケットを溝に挟み、クランプで固定すると組み立てと分解が簡単にできます。

ヘルールを探す

ユニオン

ユニオン

配管の中間地点で外ネジ同士を連結する継手がユニオンです。小口径配管や圧力・温度が低い流体の配管に適しています。チューブの延長時に便利で、ユニオンと組み合わせて使うユニオンナットを回すだけで接続や分離が簡単にできます。

特に圧力や温度の低い流体配管や小口径配管で重宝され、設置や取り外しが容易な点が特徴です。

ユニオンを探す

伸縮継手

伸縮継手のイメージ

伸縮継手は、配管の熱膨張・収縮を吸収する重要な役割を担っています。温度変化に伴う配管の伸び縮みや、機器の取り付け・取り外し時の寸法調整に効果を発揮し、配管への負荷を軽減します。

特に、発電所や工場などの金属製ダクト・配管においては、熱や流速によって生じる変位や応力を吸収することで、振動による設備の損傷を防ぎ、配管を長持ちさせることにつながります。配管の安全性と長期的な運用を支える部材が伸縮継手と言えます。

伸縮継手を探す

(材質別)継手一覧

継手は、使用する材質によって性能や耐久性が大きく異なります。ここからは、材質に応じた継手の種類を紹介します。

白継手

白継手は、SS材に溶融亜鉛メッキで表面加工をした継手で、錆や腐食を防ぐ効果が期待できます。初めは光沢がありますが、時間が経つにつれて白く変色するのが特徴です。水や油、蒸気、冷温水など幅広い流体に対応可能です。環境に配慮した多用途な配管材料として広く使用されています。

黒継手

黒継手は、可鍛鋳鉄製で一般的な配管で幅広く使用されています。冷温水、冷却水、蒸気、ガス、油、空気などさまざまな流体に対応可能です。鋳放し仕上げの黒継手は、表面処理は施されておらず、メッキ処理された白継手とは見た目から異なります。

ステンレス継手

ステンレス継手は、耐食性に優れたSUS(サス)素材を使用した配管用継手です。建築、プラント、原子炉など幅広い分野で利用されています。特にSCS13(SUS304相当)は原子炉にも使用されるもので、ねじ込みや溶接タイプが代表的です。

黄銅製継手

黄銅(真鍮)は、銅と亜鉛の合金で、五円硬貨や金管楽器、仏具などに使われている素材です。黄銅製継手は、トイレの給水管や洗浄管などの配管に使用されます。燃料、水、油、空気など多様な流体に対応可能です。可撓性(かとうせい)も高く、低圧配管や接続、冷凍・油圧システムにも適しています。

青銅製継手

青銅製継手は、銅と錫の合金で、強度や硬度に優れた素材です。砲金とも呼ばれ、一般的には十円玉や銅メダル、ブロンズ像などに使用されています。鉄よりも錆びにくく、冷温水や給湯はもちろん、海水など腐食性の高い流体に利用できます。

塩ビ継手

塩ビ(PVC)は高い強度と成形のしやすさ、手頃な価格で多くの道具に利用されています。耐久性も高いのが特徴です。塩ビ継手は水道や給排水など、常温から60℃程度の流体に適しています。ただし有機溶剤には弱いため、有機溶剤を扱う場合には、耐熱性加工を施したものや、ステンレス製の継手を選んでください。

(用途別)継手の選び方

配管やパイプをつなぐ継手は、用途に応じて適切なものを選ぶことが重要です。用途別に適合する継手の選び方を紹介します。

方向を変える

配管の向きを変える際は、一般的にエルボ継手が使用されます。L字型は、直角に配管の向きを変えることができ、工場や家庭で広く利用されています。45度に曲がったエルボ継手は、流れをなだらかに変えるのに最適です。

これらの継手は、配管のスムーズな接続と流れの抵抗を最小限に抑える役割を果たし、床や天井の端など直角になる場所で特に有効です。エルボ継手には、45度、90度、180度などの種類があり、用途にあわせて選べます。

大きさ・長さを変える

パイプの接続に継手を使うと、異なるサイズや長さを調整できます。例えば、異なる直径のパイプの接続には「ブッシュ」や「レジューサー」が最適で、異なる規格のパイプをスムーズにつなげられます。これらは特に設備の改修や拡張に有効です。

同じ直径のパイプを接続する場合は、「ニップル」や「ソケット」が適しています。「ニップル」は同じ直径の2つのパイプを接続する際に使われ、「ソケット」はパイプを延長する際に使用されます。用途にあわせて活用することで、家庭や軽工業の配管作業をスムーズにします。

分岐・合流させる

配管の分岐や合流には、チーズやクロス、Y字などの継手を利用します。T字に分岐・合流する際にはチーズ継手が使用され、流れが枝分かれする場所にY字が利用されます。

また、クロス継手によって四方向に流れを分岐することも可能です。これらの継手の活用で、工業施設や住宅設備など、複雑な配管レイアウトを効率的に作成し、複数の流路をうまく管理できます。

継手のつなぎ方

継手のつなぎ方は、配管作業で欠かせない役割を担います。接続方法を理解することで、漏れや不具合を防ぎ、安定した配管システムを構築できます。ここからは、接続方法を種類別に解説します。

ねじ込み

ねじ込み継手の構造図

ねじ込み方式は、外ネジと内ネジを組み合わせて配管を接続する方法で、溶接を必要としないため比較的接続は簡単です。気密性が高く、小口径配管に適しています。

溶接

溶接継手の構造図

溶接は、高温で接続部分を溶かして接着する方法です。高圧力の流体配管にも使用され、黒継手、白継手、ステンレスの3種類の継手があり、それぞれの用途にあわせて使用します。

代表的な溶接方法は、差し込み溶接や突き合わせ溶接などです。

フランジの接続

フランジ継手

フランジ接続は円盤状の継手同士をあわせ、ボルトとナットで締結する方法です。この方式はシール性が高く、メンテナンスのしやすさがメリットです。配管の端部がフランジ(つば)状となり、ガスケットを挟んでボルト・ナットで締結します。取り外しや交換が容易で、保守作業にも適しています。

(サイズ別)継手の選び方

継手のA呼称(メートル法)とB呼称(インチ法)は、それぞれ異なる単位系で表されるため、選択がやや複雑です。その違いは以下の表の通りです。

A呼称とB呼称の対応表

A呼び径(ミリ) B呼び径 (インチ) 継手外径(ミリ)
6A 1/8B 10.5
8A 1/4B 13.8
10A 3/8B 17.3
15A 1/2B 21.7
20A 3/4B 27.2
25A 1B 34
32A 1-1/4B 42.7
40A 1-1/2B 48.6
50A 2B 60.5
65A 2-1/2B 76.3
80A 3B 89.1
90A 3-1/2B 101.6
100A 4B 114.3

A呼称はメートル法(ミリメートル)を採用しており、例えば10Aは呼び径10mmを意味します。

一方、B呼称はインチ法を用い、10Aに相当するサイズは3/8インチです。さらに、鋼管のサイズは外径や内径がそのまま表示されないため、適切な配管サイズを選ぶ際に混乱が生じやすくなっています。このような複雑さは、日本の配管寸法がアメリカの規格の影響を受けていることが背景にあります。

継手を選ぶ際のポイント

継手を選ぶ際には、使用環境や材質、サイズ・規格の確認が重要です。まず、使用環境に適した材質を選びましょう。例えば、耐食性が必要な場合はステンレス製が適しています。次に、サイズや規格を確認し、JIS規格に準じた製品を選ぶことが大切です。

これにより、安全性と互換性が確保され、信頼性の高い継手を選択できます。また、接続部分の形状や取り付け方法にも注意を払い、使用条件に合う継手を選ぶべきです。これらをしっかり押さえて選定することで、安全性と性能を高められます。

まとめ

継手は配管同士をつなぐパーツで、パイプ、チューブ、ホースなどに使用されます。継手は形状、サイズ、接続方法など多様な種類があり、用途にあわせ適切に選ばなければなりません。

配管を確実にするために、JIS規格の継手を選び、設置場所や流体の温度など要素を考慮し、安全面にも配慮することが重要です。  

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